DIM SPORT社製『RACE EVO』はプロフェッショナル向けECUチューニングのアプリケーションシステムです。 Race EVOは Race Standard・ Race Basic・ Race Plusから構成されます。 シンプルで分かりやすいロジックで示し、進歩的な技術特徴を兼ね備えたECUチューニングシステムに求められるデマンドにフルにお応えできる製品です。
Race Standard によりエンジン性能に関連する様々なパラメーターの操作が可能になります。
例 : 噴射・点火タイミング・ブースト・回転リミット・車速リミット・トルクリミットなど
この作業はDIM SPORT社のSETTING FILES(セッティングファイル)を使い、容易に編集できるシステムです。
セッティングファイルとは、エンジン性能に関連するパラメーターの位置出しやデコードをテンプレートするためのファイルです。
Raceは異なるファイルを比較するために、2つのRAMメモリーを表示する事が可能です。
ここでの“異なるファイル"とは、即ちオリジナルファイルとチューニングファイル。
この機能を使うことで、維持するべきMAPと変更するべきMAPの区分けを容易にし、結果的にチューナーが新たに開発するべきチューニングデーター構築への効率を大きく引き上げるものになります。
RaceBasicは最もプロフェッショナル向けのDMEツールと言えます。 エンジンMAPの作動状況に関して知識や経験が豊富で、自由にMAPを探したり、あるいは変更をしたりすること求めるチューナーに向いている製品です。 幅広く新しいMAPゾーンを個別にリサーチすることが可能です。 RACEは2つのRAMメモリーを比較することが基本となっていますので、チューナーはオリジナルファイルをRAM1にチュー二ングファイルをRAM2に落とし込み、それぞれの相違をパラメーター上で区分けすることができます。 EPROMファイルを10進法や16進法での2D・3D チャートで表記も可能です。 RACE BASICはMAPロケーションやチューニングに関する知識が要求される上級者向けツールです。 例えばメーカーが膨大な数値からサーチを掛けて使い込みをするツールと考えてください。 8ビットや16ビットフォーマットMAPのビジュアル化を可能としたり、MSBやLSBでの比較、奇数偶数のアライメント、予想選択エリアのプリンティングなど、様々な機能を備えています。
Race PlusはRace Standardによる高い信頼性と容易な再キャリブレーションに加え、Race Basicの幅広い技術開発への機会を兼ね備えたバージョンです。
この2つのバージョンの融合は、セッティングファイル内でのMAP確認をフルEPROMビューで位置だしを可能とし、またそのMAPのネームやサイズも示すような追加機能を可能としています。 さらには将来においてリリースされる新たなアップグレードを使い、セッティングファイルに於ける新しいMAPを追加できる可能性もあります。
読み込んだオリジナルデーターに対して、DIM SPORT社から供給される専用の編集用ファイルです。 SETTING FILEの購入はプリペイド式のクレジット(ポイント)デポジットから自動引き落としをネット上操作で行います。 車種ごとの区分けではなくさらに細かに区分けされたECUごとの管理になりますので、同じ車種を繰り返しチューニングする際にも、ECU管理が異なればその都度クレジットを支払うことになります。
ECUの確定には、HW Number、SW Number、SW Upgade、Serial Protocol、Checksum、など細かな適合確認が求められます。
購入ポイントは、車種ごとに設定されていますが、STD用の場合は概ね60クレジット~100クレジット、BASIC用の場合は20クレジット前後です。 *車種により、クレジットは異なります。あくまでも目安です。
車両からオリジナルデーターを読み込み、対象となるECU用のSETTING FILEをDIM SPORT社からダウンロードした時点で、データーチューニングの用意が整った事になります。